マカで健康に
「最近なんだか体調がすぐれない」「健康診断で問題があった」というかたにはマカがおすすめ。
マカには体の不調を改善し、健康へと導いてくれる成分がさまざま入っているのです。
1.日本人の4人に1人が不健康
2014年に厚生労働省がおこなった「健康に関する意識調査」では、全体の26.3%のかたが「あまり健康ではない」「健康ではない」と答えています。
つまり日本人の4人に1人が健康に問題を抱えているのです。
また同調査では、健康と幸福感についても調べています。
日本人の54.6%のかたが、「幸せを感じるためには健康が大切だ」と考えています。
体が健康だと心も健康になりやすい、ということですね。
それでは、どうすれば健康で幸せになれるのでしょうか?
2.マカの健康効果
健康に不安を抱えているかた、体調を良くして幸福感を得たいかたには「マカ」がおすすめです。
マカにはさまざまな健康効果が期待できます。
ざっと挙げるだけでも次のようなものがあります。
- ・疲労回復
- ・妊娠力の向上
- ・男性機能の改善(EDの予防・改善)
- ・更年期障害の緩和
- ・抗ストレス作用
- ・老化防止(抗酸化作用)
- ・免疫力アップ
- ・眼精疲労の改善
- ・骨粗しょう症の予防
- ・糖尿病の予防
「本当にこれだけの効果が期待できるの?」と半信半疑のかた。
これらの項目について、さらに詳しく見ていきます。
2-1.マカで疲労回復
疲労が蓄積すると自律神経失調症のような症状が見られます。
そしてステロイドホルモンという物質が、副腎(腎臓の上にある)から分泌されます。
このステロイドホルモンの過剰分泌により、動脈硬化や高血糖などのリスクが高まることが分かっています。
ステロイドホルモンの代表が「コルチゾール」。
コルチゾールはストレスから身を守るためには大切なホルモンです。
しかし過剰分泌が続くと糖尿病や高血圧、骨粗しょう症などを引き起こす恐れがあることが明らかになっています。
つまり疲労を溜めないようにすれば、健康に近づくということです。
そこでマカが役に立ちます。
マカには以下のような、数多くの疲労回復成分が入っているのです。
・アルギニン、アスパラギン酸
アルギニンやアスパラギン酸はアミノ酸の一種です。
疲労物質のアンモニアを無毒化し、尿として体外へ排出してくれます。
・グリシン
アミノ酸の一種。
グリシンには眠りにつくまでの時間を短縮したり、眠りを深くしたりする効果が確認されています。
睡眠の質を高めることで、日々の疲れを溜まりにくくしてくれます。
・ビタミンB1、B2
糖質などのエネルギー代謝をサポートし、疲れにくい体にしてくれます。
・ビタミンC、ビタミンE
過度のストレスなどにより発生しすぎた活性酸素※を除去し、細胞の機能不全を防いでくれます。
その結果、疲労も抑制されます。
※呼吸により取り入れた酸素の約2%が活性酸素に変換される。
体に入ったウィルスを倒す働きがあるが、増えすぎると正常な細胞も攻撃してしまう。
マカで効果的に疲れを取り、健康な毎日を送りましょう。
2-2.マカで妊娠力を向上させる
現代はストレスにより妊娠できない女性が増えています。
特に働く女性はストレスを抱えがちなので要注意。
女性はストレスを抱えるとホルモンバランスが乱れ、無排卵(排卵が起こらなくなる)などの症状を引き起こす恐れがあります。
そんなときにもマカが役立ちます。
中村学園大学と株式会社ヤマノとの共同研究により、「マカにはホルモンバランスを整える作用がある」ということが判明しています。
ラットを使った実験では、以下のような結果が出ています。
- ・卵胞刺激ホルモンの分泌量が19倍
- ・黄体形成ホルモンの分泌量が4.5倍
卵胞刺激ホルモンは、卵胞を刺激して成長させるホルモンのこと。
黄体形成ホルモンは、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌させます。
黄体ホルモンが分泌されると排卵が誘発され、妊娠しやすくなるのです。
2-2-1.男性不妊にもマカがおすすめ
不妊の原因が男性にある場合もあります。
不妊でお悩みの男性をサポートするのが、マカにたっぷりはいっている亜鉛。
亜鉛が不足すると精子の運動量が減ったり、精子自体の量が減り、男性不妊を招きます。
日頃からマカを摂り、元気な精子を作り出しましょう。
2-3.更年期障害の緩和
マカにはホルモンバランスを整える作用があるということは、「妊娠力」の部分で述べました。
しかし女性ホルモンのバランスを整えることで得られる効果は、妊娠についてだけではありません。
マカは更年期障害にも効果があるといわれているのです。
更年期障害はおもに女性に起こる症状で、45歳~55歳の間に起こるといわれています。
代表的な更年期の症状は以下のとおり。
- ・体のほてり
- ・イライラ
- ・めまい
- ・動悸
- ・不眠
- ・肩こり
このような症状をなんとか改善させたい、と思っているかたは多いです。
そこでマカ。
マカには「植物エストロゲン」という成分が含まれています。
植物エストロゲンは、体内で女性ホルモンと似た働きをすることで知られています。
つまりマカで植物エストロゲンを摂ることで、女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期障害を緩和することができるのです。
さらに、マカにはビタミンB6やビタミンE、亜鉛など、女性ホルモンの分泌を促す栄養素も入っています。
更年期でお悩みのかたは、ぜひマカを飲んでみてください。
2-4.マカで老化を防ぐ
マカには老化防止効果も期待されています。
人間である以上、老化することは避けられませんが、それを遅らせることは可能です。
そのために必要なのが「抗酸化物質」です。
簡単にいえば酸化イコール老化。
抗酸化は抗老化ということです。
マカは抗酸化と関わる成分がさまざま入っています。
- ・ビタミンC
- ・ビタミンE
- ・植物エストロゲン
- ・アントシアニン
- ・グルコシノレート
- ・鉄分
- ・セレン
加齢によって体内のSOD酵素(抗酸化酵素)の量は減少してきます。
年齢が気になるかたは特に、マカで抗酸化物質をたくさん摂りましょう。
2-5.マカで免疫力を高める
マカには免疫力を高める効果が期待できる成分が、さまざま入っています。
・アルギニン
アルギニンには免疫力を高める働きがあります。
アルギニンを摂ることで免疫細胞の「マクロファージ」が活性化されることが分かっています。
・グルコシノレート
グルコシノレートにより直接免疫力が高まるわけではありません。
しかしグルコシノレートにはストレスに強くなる作用があるといわれています。
ストレスに強くなることで免疫力が高まる効果が期待できるのです。
ちなみに同じくマカに含まれているビタミンCにも、抗ストレス作用があることが分かっています。
・グルタミン酸
グルタミン酸は体内で「テアニン」という物質に変化します。
テアニンには免疫力を高める作用があります。
・アミノ酸、亜鉛(+日光浴)
マカには「テストステロン」というホルモンの材料になるアミノ酸と亜鉛が含まれています。
血中のテストステロン濃度が高まることで、実際に死亡率が下がることも分かっています。
テストステロン値(ng/ml) | 360未満 | 360~450 | 450~564 | 564以上 |
---|---|---|---|---|
死亡率 | 1 | 0.75 | 0.62 | 0.59 |
心臓血管病による死亡率 | 1 | 0.89 | 0.60 | 0.53 |
ガンによる死亡率 | 1 | 0.74 | 0.77 | 0.71 |
※正常値は300~800ng/ml
(参考:医療プレミア ホルモンを知る-テストステロンの真実【中編】)
ただしテストステロンを作り出すためにはビタミンDも必要になります。
しかしマカには含まれていません。
そこでマカに日光浴を組み合わせましょう。
日光浴をすることで体内にビタミンDが生成されることが分かっています。
晴れの日は10分程度、曇や雨の日は1時間ほど外出すると、一日分のビタミンD量を補うことができます。
2-6.マカで眼精疲労を改善させる
マカには「アントシアニン」が含まれています。
アントシアニンには次のような作用があるといわれています。
- ・眼精疲労の緩和
- ・目のピント調節機能の改善
- ・白内障の予防
- ・抗酸化作用
アントシアニンの効果は摂取後2時間くらいから徐々に出はじめ、その後24時間ほど続くといわれています。
眼精疲労が気になるかたは朝にマカを摂ると、一日中アントシアニンの効果が持続できます。
2-7.マカで骨粗しょう症を予防する
マカにはカルシウムがたっぷり含まれています。
その量は100gあたり約332mg。
カルシウムの摂取量が不足すると、その不足分を補おうと骨からカルシウムが流れ出してしまいます。
その結果、骨がスカスカになり骨折の原因に。
年配のかたは骨折をきっかけに寝たきりになってしまう恐れもあります。
ちなみに「高血圧」や「動脈硬化」もカルシウム不足により引き起こされることがある、ということはあまり知られていません。
あなたもカルシウム不足にならないよう、積極的にマカでカルシウム不足を補いましょう。
2-8.マカで糖尿病を防ぐ
マカには糖尿病への効果も期待されています。
それはマカには「サポニン」が含まれているから。
サポニンは体内で「インスリン」のような働きをしてくれます。
インスリンとは血糖値を下げる働きのあるホルモンのことです。
マカには豊富な食物繊維も含まれていますので、食後の血糖値の急上昇を防ぐ働きも期待できますよ。
3.マカに副作用はある?
これまで見てきたように、非常に多くの健康効果が期待できるマカ。
しかし副作用も気になります。
でもご安心を。
マカは原産地のペルーでは何百年も愛されてきた食材で、これといった健康被害も報告されていません。
しかし食物アレルギーがあるかたは注意が必要。
マカはアブラナ科の植物です。
同じアブラナ科のキャベツやブロッコリー、大根などにアレルギーがあるかたは飲むのを控えましょう。
また1日の摂取量(上限は5g)を守らずに摂取すると、下痢を起こすことがあります。
早く健康になりたいからといって焦らず、毎日継続することがマカで健康になる秘訣です。
4.まとめ
マカにはたくさんの健康効果が期待できます。
- ・疲労回復
- ・妊娠力の向上
- ・男性機能の改善(EDの予防・改善)
- ・更年期障害の緩和
- ・抗ストレス作用
- ・老化防止(抗酸化作用)
- ・免疫力アップ
- ・眼精疲労の改善
- ・骨粗しょう症の予防
- ・糖尿病の予防
アブラナ科の植物へのアレルギーや、過剰摂取に注意していれば、マカは毎日の健康維持にピッタリです。
「体がだるく疲れが抜けない」
「病気にならないか心配」
「子どもを授かりたい」
というかたは、ぜひマカを試してみてください。